店舗内装工事完全ガイド|費用相場・工事の流れ・注意点を解説

飲食店・美容室・物販店の店舗内装をイメージしたアイキャッチ画像

店舗の内装は、壁や床をきれいに仕上げるだけではなく、お店のコンセプトやブランドイメージを形にし、利用するお客様の印象や過ごしやすさを左右する重要な要素です。飲食店、美容室、物販店など、業種によって必要な設備や内装デザインは異なり、工事内容によって費用にも大きな差があります。
また、店舗の内装工事ではデザイン性だけでなく、動線、設備、メンテナンス性まで考えて行うことが必要になります。
この記事では、店舗内装の基本から費用相場、業種別の設計・施工ポイント、工事の流れ、施工事例、内装業者を選ぶ際の注意点まで詳しく解説します。これから店舗を開業する方や、既存店舗の改装を検討している方は、予算や店舗づくりを考える際の参考にしてください。

目次 [閉じる]

店舗内装とは?基本の考え方

床や壁、照明、カウンターなどを整えた店舗内装工事のイメージ

店舗内装工事は、店舗内部の床・壁・天井などの仕上げに加え、間仕切り、照明、カウンター、造作家具、給排水、電気、空調、換気などを整え、営業に必要な空間をつくる工事です。
店舗内装では、見た目がおしゃれであることはもちろん、店舗のコンセプトやターゲット層に合っているか、スタッフが効率よく働けるか、お客様が快適に利用できるかといった視点も重要です。

内装が与える売上・印象への影響

店舗の内装は、お客様がお店を選ぶ際の第一印象に大きく関わります。
たとえば、高価格帯のレストランであれば照明を抑えた上質なデザイン、ファミリー向け店舗であれば明るく入りやすい雰囲気など、ターゲットに合わせた店舗内装が必要です。
また、デザインだけでなく、入口から商品や受付までの動線、座席配置、商品棚の高さ、照明の当て方などによっても店内での過ごし方は変わります。
店舗内装を考える際は、単に「おしゃれな店舗」を目指すのではなく、誰に利用してもらいたいのか、どのような体験を提供したいのかを明確にしたうえで設計することが重要です。

スケルトン工事と居抜き工事の違い

店舗物件は、大きく「スケルトン物件」と「居抜き物件」に分けられます。

種類 特徴 メリット 注意点
スケルトン 内装・設備がほとんどない状態 自由度の高い設計ができる 工事費が高くなりやすい
居抜き 前店舗の内装・設備が残っている 工事費や工期を抑えやすい レイアウトや設備に制約がある

スケルトン物件では、床・壁・天井から設備まで新しく計画できるため、店舗デザインの自由度が高い点がメリットです。一方で、電気や給排水、空調、厨房などを一から整備するため費用は高くなる傾向があります。

居抜き物件は、既存設備や内装を活用できれば初期費用を抑えられます。ただし、既存設備の劣化や店舗コンセプトとの不一致によっては、撤去や交換が必要となり、想定以上の費用がかかることもあります。

店舗内装工事の費用・相場

飲食店・美容室・物販店・サービス店舗の内装工事費用を比較した図

店舗の内装工事の費用は、床・壁・天井などの仕上げ工事だけでなく、給排水、電気、空調、換気、造作など、店舗営業に必要な工事を含めて考えるのが一般的です。ただし、見積もりに含まれる範囲は施工会社によって異なります。
特に飲食店や美容室は、厨房設備や給排水、換気、ガス、電気設備などが必要になるため、物販店などと比較して工事費が高くなりやすい傾向があります。

費用相場の早見表|業種別

店舗内装工事のおおまかな費用相場は以下のとおりです。スケルトン状態からの内装工事と、居抜き物件の内装工事はどちらも20坪の場合の目安です。

業種 坪単価の目安 スケルトンからの目安 居抜きからの目安
飲食店 約40万〜80万円/坪 約800万〜1,600万円 500万〜1,200万円
美容室・サロン 約30万〜60万円/坪 約600万〜1,200万円 400万〜900万円
物販店・アパレル 約20万〜50万円/坪 約400万〜1,000万円 300万〜700万円
オフィス・サービス店舗 約20万〜40万円/坪 約400万〜800万円 200万〜500万円

※上記は、内装仕上げに加えて一般的な設備工事などを含めた店舗内装工事全体の目安です。厨房機器、什器、看板、設計料などは別途となる場合があります。

特に飲食店は厨房や給排水、換気などの設備工事が多いため、物販店やオフィスと比べて坪単価が高くなりやすい傾向があります。

坪単価から費用を計算する際の注意点

店舗内装工事では、「坪単価」を使って概算費用を考える方法が一般的です。
たとえば20坪の店舗で坪単価40万円の場合、20坪 × 40万円=約800万円が内装工事費の目安になります。

ただし、坪単価にはすべての費用が含まれているとは限りません。設計料や厨房機器、家具、看板、空調機器などが別途必要になる場合もあるため、見積書の内訳を確認しましょう。
また、面積が小さい店舗でも厨房設備やトイレ、空調など一定の設備が必要になるため、「10坪なら20坪の半額になる」とは限りません。

費用に影響する要因

店舗内装の費用を大きく左右するのは、主に次のような要素です。

物件の状態

スケルトンか居抜きかによって、必要な工事量が大きく変わります。居抜きでも設備が古ければ交換が必要です。

店舗の業種

飲食店では厨房や換気設備、美容室ではシャンプー台の給排水など、業種ごとに必要な設備があります。

内装材・設備のグレード

無垢材やタイル、オーダー家具などを多く使用すると費用は高くなります。

レイアウト変更

厨房やトイレ、水まわりの位置を変更すると、給排水工事の範囲が広がり費用が増加します。

電気・空調・換気設備

既存設備の容量が不足している場合、幹線工事や空調設備の増設などが必要になることがあります。

予算を抑える場合は、単純に素材の価格を下げるだけでなく、既存設備を活用しながら店舗の印象を大きく変えられる部分に予算を集中させることがポイントです。

業種別の内装のポイント

飲食店・美容室・物販店の内装で重視するポイントを比較した図

店舗内装は、業種によって重視するポイントが異なります。
デザインを優先するだけでなく、実際の営業を想定して、お客様の動線やスタッフの作業効率、設備の使いやすさを考えて設計することが大切です。

飲食店の内装のポイント

飲食店では、客席の雰囲気だけでなく、厨房から客席までの動線設計が重要です。
ホールスタッフが厨房と客席を何度も行き来するため、動線が複雑になると配膳効率が悪くなります。また、客席数を増やしすぎると通路が狭くなり、店内の快適性が低下する可能性があります。

飲食店で特に確認したいポイントは、

  • 厨房と客席の動線
  • 厨房設備の配置
  • 給排水設備
  • ガス・電気容量
  • 換気・排気設備
  • 清掃しやすい床や壁材
  • 客席数と通路幅

などです。
特に厨房では、レンジフードや排気ダクトの油汚れが火災につながる可能性があるため、施工時だけでなく営業開始後の点検・清掃のしやすさも考慮しておく必要があります。消防機関でも、厨房設備や排気ダクトなどの定期的な点検・清掃が呼びかけられています。

美容室・サロンの内装のポイント

美容室では、セット面、シャンプー台、受付、待合スペース、バックヤードなどをバランスよく配置することが重要です。
特にシャンプー台は給排水設備が必要なため、配置によって工事費が大きく変わる場合があります。また、美容室ではドライヤーや美容機器を複数使用するため、電気容量の確認も欠かせません。

サロンでは、施術内容によって個室やカーテンによる間仕切りが必要になる場合もあります。お客様同士の視線やスタッフの移動も考慮し、プライバシーと動線を両立させることがポイントです。
さらに、鏡や照明の配置によって空間の見え方や髪色・肌色の見え方も変わるため、店舗デザインと照明計画をセットで検討するとよいでしょう。

物販店の内装のポイント

物販店やアパレルショップでは、商品を魅力的に見せる店舗デザインと、お客様が自然に店内を回遊できるレイアウトが重要です。
入口付近に店舗のコンセプトを伝える商品を配置し、奥まで視線が届くように設計すると、店内へ入りやすい印象をつくれます。
また、商品棚や什器を増やしすぎると圧迫感が出るため、店舗面積とのバランスも考えましょう。

アパレル店舗では、

  • 商品棚やハンガーラック
  • 試着室
  • レジカウンター
  • バックヤード
  • 商品を照らす照明

などを計画します。
商品の入れ替えが多い店舗では、固定された造作什器だけでなく、移動できる什器を組み合わせておくと、季節や商品構成に合わせてレイアウトを変更しやすくなります。

店舗内装工事の流れと期間

店舗内装工事の計画から施工、引き渡しまでの流れを示した図

店舗内装工事は、物件を契約してすぐ施工を始めるわけではありません。コンセプトの整理、設計、見積もり、契約、施工、引き渡しまで複数の工程があり、店舗の規模や工事内容によって必要な期間は変わります。

一般的には、計画開始から引き渡しまで1.5〜3か月程度を見ておくとよいでしょう。小規模な居抜き店舗の改装であれば1か月程度で完了するケースもありますが、スケルトン物件から飲食店や美容室をつくる場合は、設計や設備工事を含めて3か月以上かかることもあります。
たとえば、20坪程度の物販店をスケルトン物件から新装する場合、計画・設計に2〜3週間、見積もり・契約に1〜2週間、施工に4〜6週間程度かかり、全体では約2〜3か月がひとつの目安です。

計画・デザインの検討

まずは、店舗のコンセプトやターゲット、必要な設備、予算などを整理します。その後、物件の現地調査を行い、レイアウトや内装デザイン、設備配置を決めていきます。
この工程の目安は、約1〜3週間程度です。
飲食店や美容室など、厨房・給排水・空調・換気といった設備計画が必要な店舗では、設備条件の確認に時間がかかることがあります。

計画段階では、以下のような内容を整理しておくと設計を進めやすくなります。

  • 業種や店舗コンセプト
  • 営業時間、スタッフ人数
  • 想定する客層
  • 必要な席数や設備
  • 希望する内装デザイン
  • 開業予定日
  • 予算

開業日が決まっている場合は、この段階から逆算してスケジュールを組みましょう。

業者選定・見積もり・契約

設計内容がある程度決まったら、内装業者から見積もりを取得し、施工内容や費用、工期を比較します。
業者選定から見積もり調整、契約までの目安は、約1〜2週間程度です。
ただし、複数社から相見積もりを取る場合や、見積もり後に仕様変更を行う場合は、3週間以上かかることもあります。

見積書では総額だけでなく、

  • 工事項目
  • 使用する材料
  • 設備機器
  • 追加工事になる条件
  • 工期
  • 保証内容

などを確認しておきましょう。
また、「内装工事一式」など大まかな表記しかない場合は、どこまで費用に含まれているか確認しておくことが大切です。

施工

契約後は、工程表に沿って実際の内装工事を進めます。
施工期間の目安は、工事内容によって異なりますが、約2週間〜2か月程度です。
たとえば、既存の内装や設備を活用する10〜15坪程度の居抜き店舗で、床・壁・照明を中心に改装する場合は、2〜4週間程度で完成することがあります。
一方、20〜30坪程度のスケルトン物件から飲食店をつくる場合は、厨房設備、給排水、ガス、換気、電気工事などが必要になるため、1〜2か月程度を見込んでおくとよいでしょう。

一般的な施工の流れは以下のとおりです。

  1. 解体・撤去
  2. 給排水・電気・空調・換気などの設備工事
  3. 壁・天井・床などの下地工事
  4. 内装仕上げ
  5. 照明・設備・什器の設置
  6. 検査・調整

施工中に既存設備の劣化や配管の不具合などが見つかると、追加工事によって工期が延びる場合もあります。

引き渡し・アフターフォロー

工事完了後は、施工内容を確認し、問題がなければ引き渡しとなります。
完成検査から引き渡しまでは、数日〜1週間程度が目安です。
床や壁の仕上がりだけでなく、照明、コンセント、水栓、空調、扉、厨房設備なども実際に動かして確認しましょう。

たとえば、4月1日のオープンを予定している場合、3月31日に引き渡しを設定するのではなく、1〜2週間程度の余裕を持って引き渡しを受けるのがおすすめです。家具・什器の搬入、商品の陳列、スタッフ研修、設備の試運転など、開店前にも準備期間が必要になるためです。
また、開店後に不具合が発生した場合に備えて、保証期間や連絡先、アフターサービスの範囲についても確認しておきましょう。

店舗内装の施工事例紹介

ここでは、店舗内装工事のイメージがわかりやすいように、代表的な3業種の施工例を紹介します。

※費用・工期は店舗面積や既存状態、使用する設備・建材によって異なります。

飲食店の施工事例

木目を生かした落ち着きのある飲食店の内装施工事例

スケルトン状態の物件に内装工事を行い、木目を生かした落ち着きのある飲食店をつくったケースです。客席から厨房への動線を短くしながら、入口から店内全体を見渡せるレイアウトに変更。壁には木目や落ち着いたカラーを取り入れ、照明を工夫することで温かみのある空間に仕上げています。
厨房には新しく給排水・ガス・換気設備を設置し、店舗営業に必要な環境を整えました。

店舗飲食店
物件状態スケルトン物件
広さ約20坪
施工内容厨房・給排水・換気・床・壁・天井・照明・造作
費用目安約900万〜1,400万円
工期目安約1〜2か月

飲食店では内装デザインだけでなく、厨房設備や換気設備が費用に占める割合も大きいため、設備の選定等は早めに決めておきましょう。

美容室・サロンの施工事例

居抜き物件を活用して明るく改装した美容室の内装施工事例

以前も美容室として使われていた居抜き物件を活用し、内装や設備の一部を残しながら、明るく清潔感のある美容室へリニューアルした事例です。
既存のシャンプー台や給排水設備をできるだけ活用し、床・壁・天井の仕上げや照明、セット面、受付スペースを中心に改装。設備を一から新設する必要がないため、スケルトン物件から施工する場合と比べて工事範囲を抑えやすくなっています。

また、受付から待合スペース、セット面、シャンプースペースまでの動線を見直し、スタッフが移動しやすく、お客様も落ち着いて過ごせるレイアウトに変更しました。既存設備を活用しながら、目につきやすい内装や照明を刷新することで、費用を抑えつつ店舗全体の印象を大きく変えています。

店舗美容室
物件状態居抜き物件
広さ約22坪
施工内容床・壁・天井、照明、セット面、受付、既存シャンプー設備の調整
費用目安約350万〜650万円
工期目安約3〜5週間

美容室の居抜き物件では、既存の給排水設備やシャンプー台をそのまま利用できるかどうかが費用を左右します。設備が古い場合や希望するレイアウトと配管位置が合わない場合は、追加の給排水工事や設備交換が必要になるため、契約前に設備の状態を確認しておくことが大切です。

物販店の施工事例

スケルトン物件から施工した商品棚と可動式什器のある物販店

内装や設備がほとんどないスケルトン物件から、商品を見やすく陳列できる物販店を新しくつくった事例です。
床・壁・天井の仕上げから照明、商品棚、什器、レジカウンター、バックヤードまで一から計画し、店舗のコンセプトに合わせた内装に仕上げています。

入口から店内奥まで見通しやすいレイアウトとし、壁面には固定の商品棚、中央には移動できる什器を配置。商品の種類や季節に合わせて売り場を変更しやすい設計としています。また、店内全体を照らす照明だけでなく、商品やディスプレイを目立たせるスポットライトを取り入れ、商品の見え方にも配慮しています。

店舗物販店
物件状態スケルトン物件
広さ約20坪
施工内容床・壁・天井、電気・照明、商品棚、可動式什器、レジカウンター、バックヤード
費用目安約500万〜900万円
工期目安約4〜6週間

物販店は飲食店や美容室と比べると大規模な給排水・厨房設備が少ないため、スケルトン物件でも設備工事費を抑えやすい傾向があります。一方、造作の商品棚や什器、照明、使用する内装材にこだわるほど費用は高くなるため、商品を魅力的に見せたい部分に予算を重点的に配分するとよいでしょう。

内装業者の選び方と失敗しないための注意点

店舗内装業者を選ぶ際に確認したいポイントをまとめた図

店舗内装を成功させるためには、設計や施工を依頼する内装業者選びも重要です。
価格だけで判断せず、施工実績や対応範囲、見積もりの内容、保証まで比較しましょう。

実績・信頼性を確認する

まず確認したいのが、自分が開業する業種の施工実績です。
住宅リフォームと店舗内装では、必要となる設備や工事内容が異なります。また、飲食店と美容室でも必要な知識は異なるため、同業種の店舗施工実績がある会社を選ぶと安心です。
施工事例を見る際は、デザインだけでなく、施工規模や費用、工事内容なども確認すると比較しやすくなります。

見積もり・契約時の注意点

店舗内装では、工事開始後に追加費用が発生するケースがあります。
たとえば解体後に配管の劣化が見つかったり、電気容量が不足していたりすると、追加工事が必要になる可能性があります。

そのため見積もりでは、

  • 工事項目が細かく記載されているか
  • 設備費と施工費が分けられているか
  • 諸経費の内容
  • 追加費用が発生する条件
  • 見積もりに含まれない工事

などを確認しておきましょう。
複数社から見積もりを取る場合も、総額だけではなく、同じ工事範囲になっているかを比較することが大切です。

アフターサービス・保証を確認する

店舗では、空調や照明、給排水設備などを長時間使用することも多いため、施工後のアフターサービスも重要です。
給排水や空調、照明、建具などに不具合が起きた場合、すぐ対応してもらえる会社であれば営業への影響を抑えられます。

保証期間だけでなく、

  • どこまで保証対象になるか
  • 設備故障時の対応窓口
  • 定期点検の有無
  • 開店後の追加工事に対応できるか

まで確認しておくと安心です。

内装業者選びで迷ったときは、複数社の見積もりを比較しながら、実績やアフターサービスも含めて検討することをおすすめします。ホームテックでは、店舗の業種や施工内容に応じた詳しい見積もりをご提案していますので、費用感を知りたい方はお気軽にご相談ください。

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店舗内装のよくある質問

店舗内装を検討する際によく寄せられる質問をまとめました。各質問をクリックすると回答が表示されます。

Q1. 店舗内装工事はいくらくらいかかりますか?

店舗内装工事は、一般的に坪単価20万〜80万円程度がひとつの目安です。ただし、業種や物件状態、見積もりに含まれる設備・什器の範囲によって大きく変わります。

Q2. 店舗内装工事にはどのくらいの期間が必要ですか?

小規模な改装であれば2〜4週間程度、スケルトンから店舗をつくる場合は1〜2か月以上が目安です。設計や見積もり、設備確認などの期間も必要になるため、開業予定日の数か月前から準備を始めるとよいでしょう。

Q3. 居抜き物件なら内装費用を安くできますか?

既存の厨房、空調、給排水、内装などを利用できれば、スケルトン物件より費用を抑えられる可能性があります。ただし、設備の故障や老朽化によって交換費用が発生する場合もあるため、契約前の現地調査が重要です。

Q4. 店舗の設計と施工は同じ会社に依頼できますか?

設計から施工まで一括して対応する内装会社もあります。一社で対応することで、設計内容と施工の連携が取りやすくなるのがメリットです。一方、デザインに特にこだわる場合は、設計会社と施工会社を分ける方法もあります。

Q5. 店舗内装は自分でDIYできますか?

壁の塗装や簡単な棚の設置など、一部の仕上げ工事であればDIYできる場合があります。ただし、電気、給排水、ガス、空調、換気などは専門的な知識や資格が必要になる工事もあるため、すべてをDIYするのは現実的ではありません。費用を抑えたい場合は、専門工事は業者へ依頼し、装飾や家具の設置などを自分で行う方法があります。

Q6. 店舗内装工事は何社くらい相見積もりを取ればよいですか?

2〜3社程度を目安に比較すると、費用や工事内容の違いを把握しやすくなります。ただし、単純に総額だけを比較するのではなく、見積もりに含まれる工事範囲、使用する材料や設備、工期、保証、追加費用が発生する条件まで確認することが重要です。極端に安い見積もりの場合は、必要な工事が含まれていない可能性もあります。

Q7. 営業しながら店舗内装工事を行うことはできますか?

工事内容によっては可能です。壁紙の張り替えや一部の什器交換など、小規模な改装であれば休業日や営業時間外に施工できることがあります。一方、床の全面張り替え、給排水工事、厨房工事、大規模なレイアウト変更などは、安全面や騒音、粉じんの問題から休業が必要になるケースが一般的です。営業への影響を抑えたい場合は、工事を複数回に分ける方法や、定休日に合わせて工程を組めないか事前に相談するとよいでしょう。

店舗内装のまとめ

店舗内装工事では、おしゃれなデザインをつくるだけでなく、店舗のコンセプト、お客様やスタッフの動線、必要な設備、予算などを総合的に考えることが重要です。
内装費用は業種や物件状態によって大きく異なり、特に厨房・給排水・空調・換気などの設備が必要な店舗では高額になることがあります。
まずは開業後の店舗運営をイメージしながら必要な工事を整理し、現地調査を行ったうえで予算を組みましょう。
また、店舗内装は完成して終わりではありません。長く店舗を運営するためにも、設計・施工実績だけでなく、見積もりの分かりやすさや施工後の対応まで含めて、信頼できる内装業者へ相談することが大切です。

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