【予算300万円~】マンションのフルリフォームの費用相場を徹底検証|間取りや広さ別に紹介

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マンションのフルリフォームを検討しているものの、「実際いくらかかるのか」「自分の予算で何ができるのか」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。マンションのフルリフォーム費用は、専有面積・間取り・設備のグレードによって大きく幅があるため、一概に「〇〇万円」とは言いにくいのが実情です。
この記事では、40〜100平米・各間取りの費用相場から部位別の内訳、予算別の工事範囲まで徹底的に解説します。費用を抑えるコツや補助金情報もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

目次 [閉じる]

マンションのフルリフォームの費用相場【結論】

マンションのフルリフォームの費用分布

上の図はマンションのフルリフォームの費用分布です。一般的な平均額は約550万円ですが、実際の分布では300万円未満が35%と最も多く、まずは水回りや内装なからリフォームを検討する方が多いです。
一方で、間取り変更を伴うフルリフォームや最新設備への交換となると、500万円〜1,000万円以上の予算が必要になるケースも珍しくありません。
マンションのフルリフォーム費用は、専有面積・間取りによって大きく異なります。
以下の表は、広さ別・代表間取り別の費用相場をまとめたものです。

📊 広さ・間取り別フルリフォーム費用の目安

専有面積 代表的な間取り フルリフォーム費用の目安
40平米1LDK180万〜280万円
50平米1LDK〜2LDK220万〜350万円
60平米2LDK270万〜430万円
70平米2LDK〜3LDK320万〜530万円
80平米3LDK400万〜680万円
90平米3LDK〜4LDK460万〜800万円
100平米3LDK〜4LDK520万〜1,000万円以上

※上記は標準グレードの設備・内装(壁・床・天井+水回り全般)を対象とした目安です。スケルトンリフォームや間取り変更を伴う場合は費用目安を超えることもあります。

次に、特によく相談を受ける3つの予算帯ごとの特徴を整理します。

💰 予算別・フルリフォームでできる工事の目安

予算 対象の目安 できる工事の範囲
300万円 40〜60平米(1LDK〜2LDK) 水回り(キッチン・浴室・トイレ)交換+内装(壁・床・天井)全面
500万円 60〜80平米(2LDK〜3LDK) 水回り全般+内装全面+建具交換・一部間取り変更も視野に
1,000万円 80〜100平米(3LDK〜4LDK) スケルトンリフォーム・高グレード設備・大規模な間取り変更

予算300万円は、40〜60平米前後のコンパクトなマンションで、キッチン・浴室・トイレといった水回りの設備交換と、壁・床・天井の内装をまとめてリフォームできる予算ラインです。設備は標準グレードが中心となりますが、生活の快適さを大きく上がります。

予算500万円になると、70〜80平米の2LDK〜3LDKクラスで水回り全般と内装のフルリフォームが可能です。設備グレードにある程度の余裕が生まれ、建具の交換や一部間取り変更も選択肢に入ります。大阪エリアで3LDKのフルリフォームを検討される方に、多く選ばれる予算帯です。

予算1,000万円は、80〜100平米の3LDK〜4LDKを対象に、高グレードの設備・素材をふんだんに使ったハイクオリティなリフォームを実現できる水準です。躯体(コンクリート壁)のみ残して全解体するスケルトンリフォームや、大幅な間取り変更にも対応でき、4LDKの広さでも全体をフルリノベーションしたい場合の目安となります。

3LDK(80〜90平米)のフルリフォームは、500万〜800万円が現実的な予算ラインです。
4LDKになると各部屋の工事範囲が広がるため、700万〜1,000万円以上を見ておくことをおすすめします。
なお、築年数が古いマンションでは、配管の老朽化対応や耐震補強などの追加工事が発生するケースもあるため、予算にはあらかじめ余裕をもって計画を立てましょう。

ホームテックでは、大阪・大阪市近郊のマンションフルリフォームについて、現地の状況をしっかり確認したうえで正確なお見積もりをご提案しています。「まず費用感だけ確認したい」という段階でも、お気軽にご相談ください。

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マンションのフルリフォームで費用に影響する3つの項目

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マンションのフルリフォーム費用は、同じ「フルリフォーム」という言葉でも、物件の条件や工事内容によって数百万円単位で変わることがあります。見積もりを取る前に、費用を左右する主な要素を理解しておくと、業者との打ち合わせもスムーズに進みます。
費用に影響する項目は大きく分けて3つです。

マンション室内の専有面積(広さ)

フルリフォームの費用に最も直接的に影響するのが、専有面積(専有部分の床面積)です。壁紙・フローリングなどの内装材は面積に比例して使用量が増えますし、工事の手間も広さに応じて大きくなります。
一般的に、専有面積が10平米増えるごとに、フルリフォーム費用は50万〜80万円程度上乗せになると考えると目安になります。

40〜50平米の1LDKと、80〜100平米の3LDK〜4LDKでは、同じ「フルリフォーム」でも費用が2倍以上になるケースも珍しくありません。予算を検討する際は、まず自分の物件の専有面積を確認することが出発点です。

フルリフォーム内容

「フルリフォーム」の定義は施工会社によって異なりますが、一般的には水回り(キッチン・浴室・トイレ・洗面台)の交換+内装(壁・床・天井)の全面張り替えを指すことが多いです。これに加えて、以下のような工事が含まれるかどうかで、費用は大きく変わります。

  • 間取り変更(壁の撤去・新設)
  • 建具(ドア・引き戸・収納扉)の交換
  • 電気配線・照明器具の更新
  • 給排水管・ガス管の引き直し
  • 窓サッシ・断熱の改修(マンションでは制約あり)

特に間取り変更配管の引き直しは工事の難易度が上がるため、費用への影響が大きい項目です。
「どこまでの工事をフルリフォームに含めるか」を業者と明確にすり合わせることで、見積もりのズレを防ぐことができます。

設備の種類とグレードの値段

キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面台といった設備機器は、メーカーやグレードによって定価が数倍異なります。
例えばシステムキッチンは、スタンダードグレードなら30万〜60万円程度ですが、ハイグレードになると100万〜200万円超になることもあります。

設備 スタンダードグレード ミドルグレード ハイグレード
システムキッチン30万〜60万円60万〜100万円100万〜200万円超
ユニットバス30万〜60万円60万〜100万円100万〜180万円
トイレ(便器)5万〜15万円15万〜30万円30万〜60万円
洗面台10万〜25万円25万〜50万円50万〜100万円

※工事費・搬入費を含む目安です。

設備のグレードにこだわりすぎると予算オーバーになりやすいため、「よく使う場所(キッチン・浴室)はグレードを上げ、使用頻度の低い場所は抑える」というメリハリのつけ方がリフォーム費用を上手く調整するポイントです。

マンションの間取り別のフルリフォーム費用相場

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ここからは、間取り・広さ別に費用相場をより具体的に解説します。物件の専有面積と間取りを確認しながら、自分の状況に近いケースを参考にしてみてください。

マンション 1LDK(40〜50平米)のフルリフォーム

1LDKは単身者や夫婦2人暮らしに人気の間取りです。コンパクトな分、フルリフォームの費用も比較的抑えやすく、予算300万円前後から水回り全般+内装のフルリフォームを実現できます。

専有面積 フルリフォーム費用の目安
40平米(1LDK)180万〜280万円
50平米(1LDK)220万〜350万円

工事内容はキッチン・浴室・トイレ・洗面台の交換と、全室の壁紙・床・天井の張り替えが中心です。間取り変更を伴わない場合は工期も短めで、2〜4週間程度で完了するケースが多いです。

設備をスタンダードグレードで統一すれば250万円以内に収まることもありますが、キッチンや浴室のグレードを上げると350万円前後になることも。「毎日使う場所に予算をかけ、それ以外は標準仕様で抑える」という優先順位の整理が重要です。

マンション 2LDK(60〜70平米)のフルリフォーム

60〜70平米の2LDKは、ファミリー層や在宅ワークのスペースを確保したい方に人気の広さです。1LDKと比べて居室数・廊下・収納スペースが増えるため、内装工事の範囲が広がり、費用もひとまわり大きくなります。

専有面積 フルリフォーム費用の目安
60平米(2LDK)270万〜430万円
70平米(2LDK)320万〜530万円

この広さになると、水回り+内装のフルリフォームで300万〜500万円が現実的な目安です。70平米クラスで設備にこだわる場合は500万円を超えることも珍しくありません。

また、2LDKの中古マンションを購入してフルリフォームするケースでは、築年数によっては給排水管の交換が推奨されることがあります。配管工事が加わると50万〜100万円程度の追加費用が発生する点を念頭に置いておきましょう。工期の目安は3〜5週間程度です。

マンション 3LDK(80〜100平米)のフルリフォーム

3LDKはファミリー層からの相談がもっとも多い間取りです。専有面積が80〜100平米になると居室数・廊下・収納スペースも増え、工事範囲が広がるため、費用も大きくなります。

専有面積 フルリフォーム費用の目安
80平米(3LDK)400万〜680万円
90平米(3LDK〜4LDK)460万〜800万円
100平米(3LDK〜4LDK)520万〜1,000万円以上

水回り全般+内装のフルリフォームで500万〜700万円が標準的なラインです。4LDKの広さや、間取り変更・スケルトンリフォームを組み合わせる場合は800万〜1,000万円超になることも想定しておきましょう。

工期は内容にもよりますが、4〜8週間程度が目安です。居住しながらの工事は難しいケースが多いため、仮住まいの費用(家賃・引越し代)も予算に組み込んでおくと安心です。また、築30年以上の物件では、断熱改修や電気容量のアップグレードが推奨されることもあり、これらを加えると費用はさらに上振れする可能性があります。

マンションのフルリフォームの部位別費用の内訳

フルリフォームの総額を把握するうえで、「どの部位にいくらかかるのか」を知っておくことは非常に重要です。
ここでは、マンションのフルリフォームで必ずと言っていいほど工事対象となる代表的な部位ごとに、費用の目安・条件・注意点を詳しくまとめます。

キッチン

キッチンリフォームの写真

システムキッチンの交換費用は、設備本体の価格+撤去費+取付工事費で構成されます。間口(キッチンの幅)や収納構成、コンロの種類(ガス・IH)によっても変わりますが、一般的な2,400〜2,700mmサイズを想定した場合の目安は以下のとおりです。

グレード 費用の目安(工事費込み)
スタンダード40万〜70万円
ミドル70万〜120万円
ハイグレード120万〜250万円以上

既存のキッチンと間口・配管位置が同じ場合は工事がシンプルに進みますが、壁付けキッチンから対面式(アイランド・ペニンシュラ型)へのレイアウト変更が伴う場合は、配管の引き直し・床補修・間仕切り壁の撤去などが加わり、追加で20万〜60万円程度かかることがあります。

また、ガスコンロからIHクッキングヒーターへ切り替える場合は、電気容量のアップグレード(分電盤の交換)が必要になることがあり、5万〜15万円程度の電気工事費が別途発生するケースもあります。築年数の古いマンションでは、キッチン周辺の給排水管が老朽化していることが多く、配管の交換費用として20万〜50万円が上乗せになることも想定しておきましょう。

さらに、タイル張りのキッチン壁をパネル素材に変更する場合や、吊り戸棚の新設・撤去を行う場合も追加費用の対象となります。キッチン工事は選択肢が多い分、最初に「コンロの種類・収納量・レイアウト」の3点を決めてから見積もりを取ると費用の比較がしやすくなります。

浴室(ユニットバス)

浴室リフォームの写真

浴室リフォームは、既存の浴室の種類(在来工法かユニットバスか)によって工事内容と費用が大きく変わります。

工事パターン 費用の目安(工事費込み)
ユニットバス→ユニットバス(スタンダード)50万〜90万円
ユニットバス→ユニットバス(ミドル〜ハイ)90万〜180万円
在来工法→ユニットバス(スタンダード)80万〜130万円
在来工法→ユニットバス(ハイグレード)130万〜220万円以上

ユニットバスからユニットバスへの交換は、既存ユニットの解体・撤去後に新しいユニットを組み立てる工程で進みます。一方、タイル張りの在来工法浴室からユニットバスへの変更は、タイルの斫り(はつり)・防水処理・下地補修が必要なため工事費が高くなります。

マンションの場合、浴室のサイズは1216・1317・1418・1620などの規格に制限されることがほとんどです。管理規約や建物の構造上、選べるサイズの幅が限られるため、事前に現地調査で設置可能なサイズを確認することが不可欠です。

また、浴室暖房乾燥機の新設・交換(5万〜15万円)や、浴槽素材の変更(人工大理石・ホーロー等)、床素材の変更(滑りにくい素材)なども選択肢として検討する方が増えています。高齢の家族がいる場合は手すりの設置・段差解消などのバリアフリー対応工事も合わせて行うと効果的です。

トイレ

トイレリフォームの写真

トイレは水回りの中では比較的コストを抑えやすい部位ですが、便器のグレード・内装の有無で費用に幅があります。

工事内容 費用の目安
便器交換のみ(スタンダード)8万〜20万円
便器交換+内装(クロス・床)15万〜35万円
タンクレストイレ+内装30万〜60万円
手洗い器新設+内装40万〜70万円

タンクレストイレはスタイリッシュで人気が高い一方、水圧が低いマンションでは設置できない場合があります。マンションの給水方式(直圧式・受水槽式・増圧ポンプ式)によって設置可否が変わるため、事前確認が必要です。
また、トイレ内に手洗い器がなくタンク手洗いのみの場合、独立した手洗い器を新設すると使い勝手が大きく上がります。給水管の引き回しが必要になるため、内装リフォームとセットで行うとコストを抑えやすくなります。

内装(壁・床・天井)

壁紙張り替え中の写真

内装工事は専有面積に比例してコストが変わります。フローリング・クロス(壁紙)・天井クロスの全面張り替えを行う場合の目安は以下のとおりです。

専有面積 内装フルリフォーム費用の目安
40〜50平米60万〜100万円
60〜70平米90万〜140万円
80〜100平米130万〜200万円

フローリングの素材によっても費用は大きく変わります。一般的な複合フローリング(合板)は比較的リーズナブルですが、無垢フローリングは素材コストが高く、施工の手間も増えるため1.5〜2倍程度の費用になることがあります。
また、クッションフロアやタイル調フロアは水回り周辺に使われることが多く、コストを抑えたい場合の選択肢になります。

マンションでは管理規約で遮音等級(LL-45・LL-40など)が定められているケースが多く、規約に適合した遮音フローリングを選ぶ必要があります。遮音性能が高いフローリングは一般的なものより単価が上がるため、内装費用全体の見積もりに反映されます。規約を無視した素材を使うとトラブルになるケースもあるため、必ず管理組合への確認・申請を行いましょう。

天井については、一般的にクロスの張り替えが中心ですが、折り上げ天井・間接照明の新設などの造作工事を加える場合は、別途10万〜40万円程度の費用が見込まれます。

洗面台・洗面室

システム洗面台の写真

洗面台の交換は比較的手頃な部位ですが、洗面室全体の内装リフォームを組み合わせることで、使い勝手と見た目を一新することができます。

工事内容 費用の目安
洗面化粧台交換のみ(スタンダード)12万〜30万円
洗面化粧台交換のみ(ハイグレード)30万〜70万円
洗面化粧台+内装(クロス・床)20万〜55万円
ハイグレード洗面台+造作収納+内装70万〜130万円

近年は既製品の洗面化粧台ではなく、造作洗面台を希望する方も増えています。造作洗面台はデザインの自由度が高い反面、大工工事・タイル工事・配管工事を組み合わせるため、既製品より費用が高くなる傾向があります。

また、洗面室と脱衣室を分けたい・収納を増やしたいといった要望がある場合は、間仕切り壁の新設や収納造作が加わり、20万〜50万円程度の追加費用が発生します。洗面室は面積が小さい分、タイルや壁材にこだわっても費用が大きく膨らみにくいため、素材のアップグレードを検討しやすい部位でもあります。

電気・照明・スイッチ・コンセント

ダクトレールの写真

フルリフォームに合わせて、電気配線やコンセント増設をする方も増えています。部分的な交換であれば費用は抑えられますが、全室の配線を引き直す場合は工事規模が大きくなります。

工事内容 費用の目安
照明器具の交換(1室あたり)1万〜5万円
コンセント・スイッチの増設(1箇所あたり)1万〜3万円
分電盤(ブレーカー)の交換5万〜15万円
全室の電気配線引き直し30万〜80万円

築20年以上の物件では、電気容量が現代の生活スタイルに合っていないことがあります。IHクッキングヒーターや食洗機・エアコンの増設などを検討している場合は、フルリフォームのタイミングで電気容量のアップグレードもあわせて行うと、後々の追加工事を防ぐことができます。

部位ごとの費用についてより詳しく確認したい方は、ホームテックの無料見積もりをご活用ください。現地調査のうえ、実際の状況に合わせた正確なお見積もりをご提案します。

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マンションの予算別フルリフォームの範囲

「予算はある程度決まっているけれど、その金額で何ができるのか」という疑問は、フルリフォームを検討する多くの方が持つ疑問です。ここでは、300万円・500万円・1,000万円の3つの予算帯ごとに、実現できる工事範囲の目安を具体的に解説します。

予算300万円のフルリフォーム範囲

予算300万円は、40〜60平米(1LDK〜2LDK)のコンパクトなマンションを対象に、ある程度のフルリフォームができる現実的な予算ラインです。水回りの設備交換と内装の全面リフォームを標準グレードでまとめて行うことが可能です。

📋 予算300万円で実現できる工事の目安(50平米・1LDK想定)
工事内容 費用の目安
システムキッチン交換(スタンダード)45万〜60万円
ユニットバス交換(スタンダード)55万〜75万円
トイレ交換+内装18万〜28万円
洗面化粧台交換+内装15万〜25万円
内装全面(床・壁・天井)65万〜90万円
建具交換(ドア・収納扉)20万〜35万円
諸経費・廃材処理など15万〜25万円
合計233万〜338万円

この予算帯では、設備グレードの選び方が費用を左右する最大のポイントです。キッチンや浴室をミドルグレード以上にすると予算を超えやすいため、「よく使う場所に予算を集中させ、それ以外は標準仕様で抑える」というメリハリが重要です。

一方で、間取り変更・配管の全面引き直し・スケルトンリフォームは予算300万円では難しいケースがほとんどです。既存の間取りや配管をできるだけ活かしながら、見た目と使い勝手を刷新するリフォームを目指すのが現実的な方向性です。

予算500万円のフルリフォーム範囲

予算500万円は、60〜80平米(2LDK〜3LDK)のファミリー向けマンションで、水回り全般と内装のフルリフォームを行いながら、設備のグレードや仕上げ材にもある程度こだわれる予算帯です。3LDKのフルリフォームを検討される方に、もっとも多く選ばれるラインでもあります。

📋 予算500万円で実現できる工事の目安(70平米・2LDK〜3LDK想定)
工事内容 費用の目安
システムキッチン交換(ミドルグレード)75万〜100万円
ユニットバス交換(ミドルグレード)85万〜110万円
トイレ交換+内装40万〜65万円
洗面化粧台交換+内装25万〜40万円
内装全面(床・壁・天井)100万〜140万円
建具・収納扉の交換35万〜55万円
一部間取り変更(壁の撤去)30万〜60万円
諸経費・廃材処理など20万〜35万円
合計410万〜605万円

500万円の予算では、設備をミドルグレードに引き上げながら一部の間取り変更も視野に入ります。例えばリビングと隣接する洋室の間仕切り壁を撤去してLDKを広げる、収納スペースを組み替えるといった変更が可能です。

ただし、配管の全面引き直しや大規模な間取り変更を加えると予算オーバーする可能性が高いです. 見積もりの段階で「どこまでの工事を優先するか」を明確にしておくことが、予算内に収めるための重要なポイントです。

予算1,000万円のフルリフォーム範囲

予算1,000万円は、80〜100平米(3LDK〜4LDK)の広めのマンションを対象に、高グレードの設備・素材をふんだんに使いながら、大幅な間取り変更やスケルトンリフォームまで対応できる予算帯です。「中古マンションを購入して、理想の住まいに全面リノベーションしたい」という方に選ばれることが多いです。

📋 予算1,000万円で実現できる工事の目安(90平米・3LDK〜4LDK想定)
工事内容 費用の目安
システムキッチン交換(ハイグレード)130万〜200万円
ユニットバス交換(ハイグレード)130万〜180万円
トイレ交換(ハイグレード)+内装55万〜90万円
洗面台(造作)+内装70万〜120万円
内装全面(床・壁・天井)150万〜210万円
建具・収納の全面リニューアル60万〜100万円
大規模間取り変更・スケルトン解体80万〜150万円
電気配線・照明計画の全面見直し50万〜80万円
給排水管の全面引き直し50万〜100万円
諸経費・廃材処理など30万〜50万円
合計755万〜1,280万円

予算1,000万円になると、スケルトンリフォーム(躯体のみ残して全解体)が選択肢に入ります。スケルトン状態から間取りを自由に設計し直せるため、新築同様の住まいを実現できるのが最大のメリットです。
一方で、解体・廃材処理の費用が増えるほか、工期も2〜3ヶ月程度と長くなるため、仮住まいの費用も含めた総コストで計画することが大切です。

また、断熱改修(内断熱の追加)や二重窓の設置、床暖房の導入なども組み込みやすい予算帯です。光熱費の削減や快適性の向上を長期的に見越したうえで、優先順位をつけながら工事内容を組み立てていきましょう。

マンションのフルリフォーム費用を抑える3つのコツ

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フルリフォームは決して安い買い物ではありません。しかし、計画の段階でいくつかのポイントを押さえるだけで、費用を大幅に抑えながら満足度の高いリフォームが可能です。
ここでは、特に効果的な3つのコツをご紹介します。

工数の多い施工内容を減らす

リフォーム費用の中でも、職人の手間(工数)が多くかかる工事は費用への影響が大きいため、本当に必要かどうかを慎重に検討することが重要です。代表的な「工数が多い施工内容」として、以下が挙げられます。

🔨 間取り変更(壁の撤去・新設)

リビングを広げたい、子ども部屋を分けたいといった理由で間取り変更を希望される方は多いです。
しかし、壁の撤去・新設には大工工事・クロス工事・床の補修がセットで必要になり、1箇所あたり30万〜80万円程度の費用が発生します。
また、マンションでは撤去できない構造壁(耐力壁)が存在するため、すべての壁を自由に変更できるわけではありません。間取り変更は「本当に生活スタイルの改善に直結するか」を見極めたうえで判断しましょう。

🚰 水回りの位置変更

キッチンや浴室・トイレを現在とは別の場所に移動する工事は、給排水管の引き回しが大規模になるため、費用が跳ね上がりやすい工事のひとつです。水回りの位置変更だけで50万〜150万円程度の追加費用が発生するケースもあります。
マンションでは排水勾配の制約(床下のスペースが限られる)があるため、移動できる範囲にも制限があります。既存の配管位置を最大限活かしたレイアウトにするだけで、大幅にコストを削減できます。

🪟 窓をなくす・増やす(開口部の変更)

窓の位置変更や増設・撤去はコンクリート躯体への工事が伴うため、マンションでは管理規約上ほぼ不可能なケースがほとんどです。仮に可能な場合でも、防水処理・外壁補修・内装復旧を含めた工事費が50万〜120万円程度に上ることがあります。採光や通風の改善を目的とする場合は、窓を変更する代わりに室内引き戸への変更や間仕切りの工夫で対応できることも多いため、まずは設計担当者に相談することをおすすめします。

これらの工事を全て組み込もうとすると、予算は際限なく膨らんでしまいます。「現状の間取り・配管・開口部をできるだけ活かす」という基本方針を持つことが、費用を抑えるうえで最も効果的なアプローチです。

既存設備を最大限活用する

「フルリフォーム=すべてを新しくする」と考えがちですが、状態の良い設備や建具はあえて残すということも費用を抑えることににつながります。

例えば、システムキッチンが比較的新しく機能的に問題がない場合、キッチン本体はそのままに扉面材だけを交換する「面材リフォーム」という方法があります。費用はフルの設備交換と比べて5〜6割程度に抑えられるケースもあり、見た目は大きく変わります。

同様に、建具(ドアや収納扉)も塗装や扉面材の交換だけで印象を一新できることがあります。すべての建具を丸ごと交換するのではなく、状態を確認しながら「交換が必要なもの」と「そうでないもの」を仕分けするだけで、20万〜40万円程度の節約になることがあります。

また、給排水管・電気配線などの設備については、目に見えない部分だからこそ状態をしっかり確認することが大切です。問題がなければそのまま活用し、劣化が見られる場合はフルリフォームのタイミングで交換しておくことで、後々の修繕費を防ぐことができます。

マンションリフォームの補助金を利用する

リフォーム費用を抑えるうえで、見落としがちなのが補助金・助成金制度の活用です。国・自治体それぞれの制度を組み合わせることで、数十万円単位の費用軽減が期待できます。
ここでは、マンションのフルリフォームで活用できる補助金の一部をご紹介します。

国の補助金制度

🏠 子育てエコホーム支援事業

省エネ性能の高い設備や断熱改修を行う際に利用できる国の補助制度です。リフォームの場合、対象工事に応じて最大60万円程度の補助を受けられるケースがあります。

🪟 先進的窓リノベ

断熱性能の高い窓(内窓設置・窓交換)への改修工事が対象で、改修箇所・面積に応じて補助額が決まります。マンションの場合は共用部の窓ではなく専有部内の内窓設置が主な対象となります。

大阪市の補助金制度

🏡 大阪市住宅改修支援事業

バリアフリー改修・省エネ改修を対象とした補助制度です. 手すりの設置・段差解消・断熱改修などが対象工事となり、工事費の一部(上限あり)が補助されます。高齢者や障がい者がいる世帯では、介護保険の住宅改修費(最大20万円・自己負担1〜3割)との組み合わせも検討できます。

補助金制度は年度ごとに内容が変わる・予算が上限に達すると終了することがあるため、検討する際は最新情報を確認しましょう。申請のタイミングや手続きの煩雑さに不安がある場合は、補助金申請の実績がある施工会社に相談すると安心です。

ホームテックでは、補助金の活用も含めたリフォームプランのご提案が可能です。どの補助金が使えるか分からない場合も、お気軽にご相談ください。

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まとめ

マンションのフルリフォーム費用は、専有面積や間取り、設備のグレード、そして工事内容によって大きく変動します。広さごとの目安としては、40〜50平米の1LDKで180万〜350万円、60〜70平米の2LDKで270万〜530万円、80〜100平米の3LDK〜4LDKになると400万〜1,000万円以上が一般的な相場といえます。
費用を抑えるには、工数の多い工事を精査すること、状態の良い設備は活用すること、補助金制度を積極的に利用することが効果的です。部位別の費用内訳を把握したうえで、設備グレードに優先順位をつけることも予算内に収める重要なポイントです。ぜひリフォームの計画にお役立てください。

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